路線価を調べる

従来、彼らの融資における担保評価はこう行われていた。まず調べるのが相続税評価の路線価であり、それに一定の率を掛け融資額をはじく。より丁寧に行う場合でも路線価を調べるのに加えて担保不動産の近隣の地価公示価格、次いで近隣の取引事例をいくつか収集して、それらから類推し、それでこと足らせていた。地価が間違いなく上がるという前提にどっぷりつかり、回収という万一の場合のリスクなどほとんど考慮しない評価だったのである。担保不動産で回収した場合に、それを売却すればよいと単純に決めつけていた行動である。一般の人々や当の融資を受ける側では、まさか銀行がこの程度の担保評価で済ませていたとは知らなかったのではないだろうか。しかしこれは事実である。それで済んだのは、日本の融資が欧米のノンリコースとは違う、ウィズリコース型であるからということも大きい要因だ。つまり、融資の回収が担保物件に及ぶだけでともかく終了するノンリコース型と違い、我が国のウィズリコース型融資では、もし担保分だけで回収しきれない融資は、企業そのものにまで及んでとり立てられるということなのだ。つまり、融資形態がコーポレートファイナンスなのである。

江東区 不動産情報はこちらで確認できるようにしておきました。