担保評価人に責任追及

今までの土地本位制概念に立脚した甘い担保評価ではなく、キャッシュフローベースの評価にシフトさせていくことで現在の不良債権処理にも別の客観的で効率的な進め方がみえてくるだろうし、何より今後の担保融資が健全化され、現在過度に貸し渋っている融資にも、きちんとした基準が入ることで改善が進むだろう。それには新基準の導入と担保評価専門の資格制度等の新しい人材育成の仕組みが不可欠だ。金融機関の融資がこの平成不況のような大型の不況発生要因になるというリスクがあることが、我が国にもこれで分かったわけであるから、このリスクを社会として放置しておけない。担保評価を当事者である金融機関の人材や裁量に任せておくというリスクはもはや社会的に許されないことではないだろうか。アメリカのように金融機関の融資に対して案件ごとに資格者による担保評価を添付しなければならないようにし、それが不適正だったり、後に損害が生じた場合には、その担保評価人に責任追及がなされるというようにする。そうしてはじめて、リスクを踏まえた適正な評価がなされていくだろう。

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